お引っ越し

お引っ越し 真梨幸子

いやミスで知られる真梨幸子だが、いやミス感はそこまでではない。

扉、棚、机、箱、壁、紐、解説の7話で構成。

本編だけ読んでもわからなかったことが、解説を読むとそういうことかとわかる仕掛け?になっている。アオシマという登場人物で各物語がつながっている、ということになっている。もっと各物語同士のつながりがあるのかと期待していたので、若干つながりはあるが物足りない気がした。

棚は構成上仕方ないのかもしれないが、過去の話か現在の話が一読でわかりにくい。

解説が一番面白かったかな。

 

何年か前に購入して、机くらいで読むのが止まっていた。

読みにくいなあと思って。机は解説まで読んで、ようやくわかった。

実話がベースになっているらしい。

それぞれがもっと絡み合っているような話を期待していたので、ちょっと物足りなく感じた。でも、解説を読んだら、もう一回読んでみようかなと思わせるので、それが狙いなのかな?わざとわかりにくく書いているのかな?

箸休めにちょうどいい本かも。